エアチェックと

標準

アノ頃は幾つもお気に入りのラヂオ番組があって、何であんなに一生懸命にFMを聴いていたのか分らない。

アルバイトの金を叩いて分けて買ったコンポにエアチェックと称して、自分の好きな曲を録音するのが随分流行っていた。
ご多分に洩れず小生も録音したが、その時の苦労(?)は未だに忘れない。
伯母の家の2階で離れにいる伯母夫婦には聴こえる筈も無いのに音量を絞って、意味もなく物音を立てないようにして聴いた。

FM番組専門の雑誌があって、それを事前に購入。
エアチェック(録音)する曲を予め仕入れておいて必死に録音した。
アノ頃は今と同じで(ザマーミロ)酒を呑まなかったので夜は寝られず(色々と悶々するともんなのだ)、FM番組を相当に聴いた。
それに拘らず、局の頭や終りにナレーションやフェードアウトが有ったりして、キチンと1曲を録音するのに今から思うとホント、アホのような努力をしていた。

で、その溜まったテープが100本以上シエルに置いてあって、そのままここ叔父貴の事務所にある。
テープは再生可能だが、ステレオも無ければラジカセも無い。

完全な宝の持ち腐れだ。
せめてカーステでも有ればと思うが、運転が出来ないんじゃ話にならない。
CDに録音すればパソコンで聞けるのだが、自分が「突発性難聴」で音楽が壊れた車のクラクションのようにしか聞こえないのを忘れていたようだ…